健康
健康
家は、家族が健康で、心豊かに暮らすためのシンプルな器であるべきです。
家族みんなが心も身体も健やかに、安心して暮らせること。それが家本来の役割です。
健康に暮らせる住宅とは?
家族の心地よい暮らしとは?
家族と一緒に多くの時間を過ごす大切な場所について、考えてみませんか?
シックハウス症候群とは?

シックハウスという言葉をご存知でしょうか。
その名の通り「病んだ家」という意味です。
どのように病んでいるかというと、建材や家具などから放散される揮発性有機化合物(VOC)によって室内が汚染されている状態です。
汚染された状態で住み続けると、目への刺激や頭痛、めまいなどの健康障害をひき起こす場合があり、これらの症状を総称して「シックハウス症候群」と呼んでいます。
- 人の身体をビーカーで例えると・・・
シックハウス対策とホルムアルデヒドについて
2003年に改正された建築基準法で、ホルムアルデヒドなど、シックハウス症候群をひき起こす化学物質を発散する建材の使用を制限する「シックハウス対策」が義務づけられました。
改正建築基準法の中で、ホルムアルデヒド発散建築材料は発散速度によって区分され、区分ごとに規制されます。
ホルムアルデヒドの発散速度 | 告示で定められている建築材料 | JIS・JASのホルムアルデヒド放散量 (水中濃度) |
|||
---|---|---|---|---|---|
名 称 | 対応する規格・認定 | ||||
旧JIS・JAS | 平均値 | 最大値 | |||
0.005mg/m2h 以下 | (規制対象外建材) | JIS・JASの F☆☆☆☆ および大臣認定品 |
-- | 0.3mg/L 以下 | 0.4mg/L 以下 |
0.005mg/m2h 超 ~0.02mg/m2h 以下 |
第三種ホルムアルデヒド発散建築材料 | JIS・JASの F☆☆☆ および大臣認定品 |
E0、FC0 | 0.5mg/L 以下 | 0.7mg/L 以下 |
0.02mg/m2h 超 ~0.12mg/m2h 以下 |
第二種ホルムアルデヒド発散建築材料 | JIS・JASの F☆☆ および大臣認定品 |
E1、FC1 | 1.5mg/L 以下 | 2.1mg/L 以下 |
0.12mg/m2h 超 | 第一種ホルムアルデヒド発散建築材料 | 無等級 | E2、FC2 | 5.0mg/L 以下 | 7.0mg/L 以下 |
ウールブレスはホルムアルデヒドなどの有害物質を発散しません

ウールブレスは製造過程において接着剤や防腐剤などの化学物質を一切使用していないため、改正建築基準法で規制されたホルムアルデヒドなどの有害物質を発散しません。
したがって、上記の区分には該当せず、ウールブレスはシックハウスの原因となることはありません。
これから家を建てる方に安心して選んでいただける断熱材です。
ウールブレスには発生したホルムアルデヒドを繊維内に吸着する作用も!
ウールブレスはシックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒドを発散しないだけではありません。
ウールブレスはウールの持つ特殊な性質により、空気中に発散されたホルムアルデヒドなどの有害物質を繊維内に吸着する作用を備えています。
ホルムアルデヒドの発生後、数分後から繊維内に吸着しはじめ、4時間後にはほぼ完全に吸着します。
住宅にひそむアレルゲン

近年、アレルギー疾患により医療機関を受診する人の数は年々増えています。
厚生労働省の報告によると、国民の2人に1人が何らかのアレルギーを発症しているといわれており、アレルギーは、今や日本人にとって最も身近な病気かもしれません。
実は、住環境もアレルギー発症と密接に関係しています。アトピー性皮膚炎や喘息などは住空間のカビやダニなどにより悪化するといわれています。
昔の日本家屋は通気が良く、畳やふすまなど調湿性に優れているものが使用されていました。
しかし、現在の住宅は気密性が高く、快適な温度に保たれる代わりに、使われているものは調湿作用がないものが多くなってしまいました。この結果、人間だけでなくダニにも住みやすい環境が整ってしまうことになったのです。
一般的に住宅に生えるカビは相対湿度80%以上で発生し、ダニは相対湿度60%以上で生息するといわれています。
ウールブレスはアレルギーの発症を抑制する断熱材
断熱材でアレルギーの発症を抑制できるなんて本当なの?と思われる方も多いかもしれません。
ウールブレスは調湿機能を備えているため、周囲の湿度を約40~60%に保ちます。つまり、壁の中はカビやダニが生息しにくい湿度に保たれるので、それらの温床になることはありません。
アレルギーの発症を抑制するには室内の環境を清潔に保つことが一番大切ですが、実は壁の中の環境を衛生的に保つこともアレルギーの発症を抑制する上でとても大切なことなのです。
- 結露が発生する壁の中は・・・
ヒートショック現象とは?

「ヒートショック」という現象をご存知でしょうか?
冬の寒い時期、暖かいリビングから冷たい浴室やトイレなど、温度差の大きいところへ移動すると、身体が温度変化についていけず血圧が急変するため、脳卒中や心筋梗塞などをひき起こす現象のことをいいます。
特に高齢の方になると、家庭内での死亡原因の4分の1がこのヒートショックによるものといわれています。
安全を与えてくれるはずの家が、住む人の健康を脅かすなんて、あってはなりません。
ウールブレスでヒートショック予防

ヒートショックを防ぐには、家全体の断熱性を高め、暖かで均等な室温状態に保つことが大切です。
正しい施工方法で細部の隙間まできっちりとウールブレスを充填した家では断熱欠損が起きることがなく、家全体の寒暖差を減らすことができます。
ヒートショックから家族を守り、快適に暮らすためには断熱材選びがとても重要なのです。
ウールブレスの消臭力

わたしたちが生活する上で切っても切り離せないのが「臭い」です。
あまり知られていませんが、お部屋の中で発生した臭い成分の原因菌が、内装材や壁紙を通過して壁の中にまで浸透してしまうケースもあります。
毎日過ごす場所の悪臭は、知らず知らずのうちにストレスになってしまいますので、しっかりケアしたいものです。
ウールブレスはウールの持つ特異な構造により、臭い成分の原因菌を繊維内にしっかりキャッチし、吸着する作用を備えています。
しかも、一度吸着した物質は再び外部に放出しないという優れた機能を備えています。
あなたとあなたの大切な家族が何十年先も健康に、心地よく暮らしてほしい。
それがウールブレスをつくるわたしたちの願いです。
